一夜限りの出会い
小さい頃から母親の影響でダンスを習っていました。小学校、中学校と続けているうちに、本格的にダンスをやる程では無いと悟ったのですが、それでもダンスが好きで高校生の頃は地元のダンススクールに通っていました。高校生のダンススクールともなると、ダンスイベントへ高校生の部として参加出来ることから、大人に混じって何ヶ月かに1度ある大きな大会にも参加していました。
大人も参加する大会となると、高校生なんて子供みたいなもので良く大人の出場者に可愛がってもらったのを覚えています。小学生や中学生とのイベントだと、大人扱いされて面倒なことも多いのですが、大人に混じると甘えられるので何かと楽だったものです。そんなある日のイベントで、20代前半の男性に声を掛けられました。「終わったらメシでも食いにいかない?」優しそうな清潔感のあるタイプで、大人に誘われた喜びと自分の好みのタイプということで、心臓がドキドキしたことを覚えています。
ファミレスのようなところで食事をしながら、ダンスのことやイベントのこと。将来について話をしたり、恋話なんかも話して楽しく過ごしました。食事が終わって出たところで「どこへいこうか?」と聞かれました。返事次第でどんな展開になるか雰囲気的に分かっていましたね。それでも拒否することも無く付いて行き、高校生のくせに「一夜限り」って出逢いをしちゃいました。今はどうしているのか、時々思い出して気になります。

